椎間板ヘルニア・脊柱菅狭窄症の手術NGは本当なのか?

腰痛関連の書籍を色々と読んできましたが、手術はするな!という著者、手術を受けろ!という著者、いやいやストレッチなどで良くなるよ!という著者の3タイプに別れます。

こういうことって本を読めば読むほどどうするべきか?がわからなくなりますよね。
実際に私自身も、手術するべきか?は悩みました。

つい最近も、ヘルニアに狭窄症は手術するべきではない・・・
という記事を読んだので、私自身が何度も手術を繰り返した理由と腰の手術についてのことなど、経験者の視点から記事にしてみようと思います。

 

私自身が手術を決断した理由について

結論から言ってしまうと
生きていることが辛くなったから

という事。

でも、これだけじゃあ意味がわかりませんよね?

 

生きていることが辛い。

これは日常生活における動作、歩く、立つ、座る、寝る、といったことが腰の痛みが酷くどうにも我慢することがきつかったんです。

痛みを感じない時は完全に眠りについている時のみ。
とにかく起きている時は、常に腰の痛みに足のしびれ、筋に痛みがありました。

ここまで酷くなると、歩く時は間欠歩行。
少し歩いては少し休む・・・という動作の繰り返しです。

また同じ姿勢の維持をすることが出来ませんでした。

特に困ったことは、仕事に悪影響が出てしまったこと。
重量物を扱い、中腰姿勢での作業が多かったために本当に毎日が辛くてたまりませんでした。

そして一番怖かったことが、このまま悪くなれば歩けなくなるのではないか?
という不安が常に頭の中にあったことです。

さすがに歩けなくなることは無いとしても、毎日激痛に耐えるほどの精神力も無かったために手術を決断しました。

 

手術後に再発した椎間板ヘルニアの原因について

随分と前に話ですが、椎間板ヘルニアの手術を受けてから約1ヶ月後に再発するという経験があります。
これは手術が失敗だったという訳ではなく、私自身の体質と術後の過ごし方に色々と問題があったと考えています。

体質が原因ということについてですが、私の背骨が普通の人と比べて1つ足りなかったということ。
こういう体質の人って、極稀にいるそうなんです。

その他では、脊柱管が人よりも狭かったことが原因だと考えています。

これも生まれつきの体質によるものらしく、脊柱管が広い人は腰の病気にはなりにくいそうです。

では術後の過ごし方についてですが、退院から1ヶ月後には職場復帰をしていました。
コレ自体には全く問題はありませんが、手術前(ヘルニアと診断される前)と同じように仕事したことが悪かったと思うんですね。

人って、喉元すぎればなんとやら・・・というように、痛みが消えてしまうと辛かったときのことって忘れてしまうんです。
もしかしたら私だけかもしれませんけど。

まったく痛みがなくなりスッキリとした気持ちになると、ついつい今まではしなかったような無理なこともやってしまいます。

本来ならば無理せず徐々に体を慣らしていけばよかったのですが、張り切りすぎてしまいました。

退院時に言われた筋トレもやることはなく、ダラダラとした生活を送ってしまったことも悪かったと思います。

 

脊柱管狭窄症の手術を2回受けた理由

脊柱管狭窄の手術は腰椎固定術というもの。
この手術を2回受けたのですが、本来なら1回の手術でOKでした。

MRI検査で悪かった部分はL4、L5、S1と3箇所あり、最初の手術ではL5とS1部分のみの手術だったんですね。

これには理由があり、手術当時48歳ということで、今後再手術となった場合でも体力的に大丈夫だということ。
もう一つは多分、一番悪いL5とS1を処置すれば痛みは収まるだろう・・・と医師に言われたからです。

今更ですが、一度に悪い部分直せば再手術は無かったと思うんです。

でも結果的には狭窄症自体は完治しても、腰の痛みと痺れは無くなることはありませんでした。

 

手術後も痛みが消えない理由について

この時点で3回の手術を受けているわけですが、結果的には痛みから開放されることはありませんでした。

医師に相談したり、自分自身で散々調べた結果・・・
生まれつきの体質が原因だという結果にたどり着いたんですね。

まあ、個人的な考えではあるんですけど。

元々、骨が一つ足りないということ。
脊柱管が狭いということ。

が、そもそもの腰痛の原因だと。

若い頃には腰を支える筋力もあったけど、加齢とともに筋力も衰えて腰を支えることができなくなってきたんじゃないか?

これも原因の一つだと思います。

また私のように慢性的に腰痛に悩んでいる人は、痛みに対しての神経が過敏になりすぎてしまうこともあるそうです。

例えば、火災報知器。
普通なら火事の炎や熱、煙に反応しますが、この火災を感知するセンサーが過剰に反応してしまうとタバコの煙でさえ火災と判断してしまう。

これを人の体とすれば、普通なら「痛い」と感じないような些細なことでさえ痛いと脳が感じてしまうということ。

私の場合には、こういった理由も考えられると思っています。

 

手術をしていない箇所への負担が増えたことも原因かも?

これも当然といえば当然ですが、悪い部分を直せば別の部分に負担がかかります。

現時点での私の場合ですが、L4、L5、S1部分は手術で治しましたが、この箇所への負担が減った分、別の箇所への負担が増えました。
医師に聞いてみたのですが、仙腸関節が今の痛みの原因ではないか・・・とのことです。

元々、この部分って指摘されたことは一度もなかったんですね。

この部分についてはブロック注射で様子を見ることにしています。

 

腰の手術はやるべきか?について

最後の最後になってしまいましたが、腰の手術はするべきか?やめるべきか?

私の意見は、今、辛くて我慢出来ないようなら手術はするべきだと思います。
あくまでも私個人の考えになりますけど。

手術を受けて良くなった人もいれば、私のように治らない人もいます。

でも、これについてはやってみないことには答えは出ません。

私は生きることが辛いほどの痛みが原因で手術を受けました。
でも、そこまで辛くないのなら、手術せずに別の方法で治すことを考えればいいと思います。

例えば病院のリハビリ、それ以外では鍼治療や指圧、整体などもあります。

どんな治療方法が一番良いのか?
ということは個人差があるのでなんとも言えません。

手術は最終手段と考えて、まずは他のことから初めていくのがベストな方法だと思います。

手術を決断するのは誰でもなく、あなた自身です。
自分が納得するまで、色々な方法を試してからでも遅くはありませんからね。

 

それでは今回はこのへんで。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。


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