腰部脊柱間狭窄症手術体験記
脊柱間狭窄症の手術も無事終わり退院することが出来ました。
今回で2度目の手術だったわけですが、手術の様子を
紹介していこうと思います。
今、狭窄症の手術を検討している、またはもうすぐ手術をする方
なにか参考になれば幸いです。
2016年9月12日 2度目の手術
2016年の2月にも狭窄症の手術をしたのですが
色々と不幸?が重なり2回目の手術を受けることになりました。
2月には5番とS1番の部分にボルトを入れて固定。
椎間板部分にもチタン製のプレート?を入れて固定しました。
しかし手術後2ヶ月目で痛みが復活。
原因は4番5番部分にあるのではないかということで
検査を繰り返し手術を決めました。
手術の前日午後に入院。
次の日の朝9時からの手術です。
当日は8時50分ごろ病室から手術室へ向かいました。
一応歩くことが出来たので、自分の足で手術室へ。
正直ものすごく怖かったですね。
一度この手術は体験しているので、どれだけ痛いかがわかっていたので。
手術室についてスタッフの方が自己紹介。
その後ストレッチャーに横になり、色々と器具を取り付けて
全身麻酔。
麻酔注入は1秒もしないうちに眠りにつきました。
3時間半後目が醒める
名前を呼ばれて気が付くと病室にいました。
時計は12時半。
約3時間半の手術でした。
目が覚めると同時に強烈な痛みに襲われます。
この痛みは例えようのないくらいきついです。
当然我慢なんて出来ないので痛み止めの注射を打ってもらいました。
この注射は打つと同時に眠くなるので、そのまま熟睡。
しかし長い時間は利かないので、効き目が切れると目が覚めるんですね。
でもう一度注射を打ってもらう。
手術当日は痛みとの戦いでした。
また傷口が傷むので寝返りが出来ません。
寝返りって普通は無意識のうちにしていますが、出来ないとなると
ものすごく辛いんです。
辛くなったら看護師さんにお願いして体の向きを変えてもらうんですが
何回寝返りを打たせてもらったかは覚えていません。
まあ、それだけ辛かったんですとういか意識が朦朧としていました。
翌日も一日寝て過ごす
手術の翌日の朝には食事が出るのですが、痛みで体を起こすことが出来ずに
朝食は全く食べることが出来ませんでした。
また前日の麻酔の影響なのか、頭がすっきりしなくて一日寝てました。
小便の管を抜いてもらうのですが、これが痛いんです。
経験ある方なら理解していただけると思います。
で、今回は看護学校の生徒(女性)が研修に来ていたので
チ○コから管を抜くときにモロに見られたのは正直恥ずかしかったです(笑)
手術3日目 歩行器で歩く練習
手術3日目には歩行器で歩く練習をします。
リハビリですね!
これは人それぞれ違いますが、私は歩行器を使って歩く練習をしました。
一応歩けるだけなので腰を曲げたりすることは出来ません。
なのでトイレは看護師さんと一緒にいかなくてはなりません。
腰が曲げられない(痛くて曲げられない)のでズボンとパンツは看護師さんが
下ろしてくれます。
用が済んだら看護師さんを呼んでパンツをあげてもらう・・・
当然チ○コは丸見え。
向こうは仕事ですが、これは正直恥ずかしいですね。
4日目以降は徐々に回復
4日目が過ぎると徐々に回復してきます。
歩行器なしで歩くことは無理ですが、手術の痛みも少なくなり
ある程度は歩行器を使い行動できるようになります。
私は売店へコーヒーを買いに出かけていました。
約2週間で退院
私が受けた手術は「後方椎体間固定術」といいます。
腰椎固定術とも呼ばれるみたいですが、どう違うかはわかりません。
この手術の場合、特に問題がなければ2週間で退院できます。
退院後は安静にして過ごし、腰を曲げたりひねったりという動作は厳禁。
大体3ヶ月で職場復帰が出来るそうです。
私の場合は職場復帰の前に痛みが復活してしまったので
職場復帰はまだまだ先になりそうです。
入院中の写真を公開
手術当日の1枚。
これはエコノミークラス症候群を防ぐための機械。
シュコー、シュコーと音がするんですが結構耳に付く嫌な音です。
これは傷口から抜いた血がたまる袋。
寝るときにも付けているのでかなり邪魔です。
これが傷口。
埋め込んだボルト。
なぜ私が持っているかと言えば、2月に打ち込んだ4本のボルトを
一回り大きなボルトと交換してので、元々入れたあったものを
担当の医師からもらいました。
これだけ大きなボルトを打ち込むわけですから痛くないわけがありません。
これは看護師さんからもらったリハビリ用の輪。
右足の指の動きが悪くなったので、写真のように動かして
指の動きが良くなるようにリハビリしています。
これを作ってくれた看護師さんは、手術当日の夜に担当してくれた方で
何度も夜中にナースコールで呼んでは色々と面倒を見てもらいました。
本当に感謝しています。
もしかしたらこの記事を読んでくれているかもしれません。
本当にありがとうございました。
退院時にお礼を言いたかったのですが、お会いすることが出来ませんでした。
また入院したときには、よろしくお願いします。
腰部脊柱間狭窄症の手術を決めるポイント
これはあくまで私個人の意見です。
参考というよりも、こんな考え方もあるんだな~程度に聞いてください。
体にメスを入れると言うことは想像以上に負担がかかります。
当然ですが、手術なしで済むのならそれが一番良い方法です。
しかし、日常生活に支障があるのなら手術を検討しても良いかと思います。
私はまともに歩くことも出来なくなり、また起きていることも苦痛になり
ほぼ毎日寝てばかりの生活になってしまいました。
当然仕事なんてできません。
腰の痛みと左足の痛みが強く、中々寝付くことも出来ない毎日でした。
こんな生活をこのまま続けるのは絶対に嫌だと思い2度目の手術を受けました。
今、手術から3週間が過ぎましたが腰の痛み、左足の痛みも綺麗になくなり
非常にすっきりとした気分です。
まだ長時間歩くことは出来ませんが、時間の経過とともに
元の生活に戻れると思っています。
気になることと言えば、右足の親指が若干痺れていて動きが悪いくらい。
元の痛みのことを考えれば非常に快適に過ごせています。
私自身、手術を受けてよかった。
そう思っています。
ただ手術を受けた人が皆、やってよかったと感じるかは実際にはわかりません。
当然のことながら手術にはリスクがあります。
今、狭窄症で手術を受けるか受けないかで悩んでいるのなら
主治医とよく相談して判断することをオススメします。
腰椎固定術はハンパないほど痛いです。
そして苦しいです。
私は椎間板ヘルニアの手術も経験していますが
比にならないくらい痛いです。
椎間板ヘルニア手術の記事←クリックで記事ページへ
手術費用も高額になります。
また手術をしても完璧に治る保障はありません。
痛みは消えても痺れが残ることもあるそうです。
色々なリスクがあることも理解して判断をするようにしてください。
それでは今回はこの辺で。
長文にお付き合いいただいて
ありがとうございました。