上司に反抗した話

ブラック事業という言葉が定着しましたが、この言葉ができる以前から、こういった変な企業は存在していました。

働く人の正当な権利さえ奪ってしまうブラック企業。

そんなブラックな会社で上司に反抗した私の結末をお話します。

 

振り込め詐欺よりも最低な営業方針

振り込め詐欺。
いつまでたっても減らないですよね?

これ騙している方は当然違法だと理解して行ってます。
多分・・・

もしも詐欺だとわからずに行っているとしたらほんと最低です。

しかし以前私が勤務した会社は、詐欺まがいのことを平然と行ってました。
世の中のためだと。

内容はあまりに酷いので割愛しますが、お年寄りを騙すような手口です。

誰が聞いても酷いと思う内容ですが、会社ぐるみで地域の活性化とか社会に貢献とかわけわからないこと言ってましたね。

そこで会議の時に思い切って
「それ詐欺と変わらないのでは?」
と上司に意見したんです。

そしたら
「そんな甘い考えの人間は会社にはいらない」
との一言。

この日を境に色々と嫌がらせが始まりました。

 

タイムカードがないんです

次の日出社したらタイムカードがありませんでした。

ああ、始まったな。
と思いましたが、何を言っても無視されるのでそのままタイムカード無しで出勤を繰り返します。

しばらくしてタイムカードが出てきました。
しかしその後は私だけ会議の時間を教えない。
仕事を与えない。
その他諸々の嫌がらせ。

給料は歩合制だったのですが、それもごまかされて貰えませんでした。

当然文句を言ったのですが、本社が決めることだから云々・・・と適当にごまかされる。

さすがに腹がたったので遅刻に定時帰宅を繰り返したら、しっかりとその分は減ってました。
毎日2時間はサービス残業させられてたんですけどね。

まあ会社の方針とかで残業代は出ません。
全くおかしな神経ですよ。

 

散々抵抗したのですが、会社は解雇にはしませんでした。
虐めて追い出す。

そうすれば金かからないですからね!

で、結局は自己退職しました。
さすがに精神力が持たなかったので。

 

その次もブラックだった

この会社を退職して、次に勤務した所もブラックでした。

サビ残強要にサービス出勤。
休み無しで3ヶ月働きました。

当時は子供も小さかったのでお金が必要だったんです。

また以前の会社で散々嫌がらされていたので精神的にも弱くなってました。
ほんと会社の言いなりでしたね。

日曜日に休むと言おうものなら罵倒されましたから。

人って大声で怒鳴られ続けられたり罵倒されることが続くと、例え自分が悪くなくても自分が悪いと思いこんでしまうんです。
これ「ヒモ男」の常套手段でもあるんですね。

結局3ヶ月は我慢してましたが、さすがに頭にきたので辞めました。

辞める時に残業代と休日出勤の金を請求したら、うちの会社は元々そういう手当はないから払わないと一言。
それなら労基へ行って相談してみますね!
と一言言ったら割増で時間外手当が支払われました。

 

嫌われ者の典型

私みたいな人間ってサラリーマンには向かないですね。
会社側とすれば従順で文句も言わない人がいいわけです。

全ての会社がそうだとは言いませんけど。

間違っていることは間違っていると意見するような奴は面倒なんです。
それはわかってます。

でも自分を、家族を犠牲にしてまで会社のために働こうなんで全く思いません。

なぜ働くのか?

会社のためじゃありません。
金のためですよ!金!!

綺麗事抜きにして金がなければ生活できませんから。

 

体壊したら最後です

会社のために無理して働いて病気になったとします。
そうなったとしても会社は助けてくれません。

正確には私が勤務していた所は助けてくれませんでした。
やんわりと退職を勧めてきたんです。

早い話が、怪我人雇うくらいなら新しく募集したほうが良いってことです。

全ての企業がこうだとは言いませんが、ほとんどの企業は怪我人や病人なんていりません。

働けなくなって困るのは自分です。
自分の家族です。

私自身病気になり、まともに働けなくなったからこそ言えることです。

無理も無茶も絶対に駄目です。
自分の体だし、自分の人生ですから。

時には立ち止まって人生について考えてみるのもいいと思いますよ。

 

 

それでは今回はこの辺で。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

 

 


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