はじめまして。日下部信親(くさかべ・のぶちか)と申します。
このブログの始まりは2012年の1月、稼ぐ系の情報発信を軸として運営していました。
しかし時間の経過とともに私自身の情熱も冷め(要はめんどくさくなった)ために記事内容を変更。
管理人である私の日常や愚痴などを中心とするブログ記事が中心となりました。
50代後半を迎えた今、これまで歩んできた人生を振り返りながら、「同じ世代の方々と気持ちを分かち合える場所をつくりたい」という思いで運営しています。
ここでは、私自身の経験や日常で感じたことを綴りつつ、“同じ時代を生きる仲間”のような気持ちで読んでいただけたら幸いです。
幼少期と学生時代
静岡県に生まれ育ち、少年時代はとにかく好奇心旺盛でした。壊れたラジオを分解して仕組みに驚いたり、プラモデルを徹夜で組み立てたり。気づけば「どうして動くんだろう?」「もっと良くできないかな?」と考える癖がついていました。
学校生活では、勉強よりも図工や工作の時間が何よりの楽しみ。今思えば、この頃から“モノづくりに夢中になる人生”が始まっていたのだと思います。
サラリーマン時代のキャリア
社会人になってからは、塗装用設備をつくる会社に入社しました。
最初は下積みからのスタートでしたが、経験を重ねるごとに、設計から製造、現場での調整まで幅広く任されるようになりました。ときには大規模なラインを一から立ち上げることもあり、ものづくりの現場の最前線で腕を磨きました。
また、海外出張も数多く経験しました。中国やインドネシアの工場では、日本とは全く違う文化や価値観に触れ、戸惑うことも少なくありませんでした。例えば、予定通りに進まない工事、急に停電して作業が止まってしまう…そんなトラブルの連続。でも振り返れば、そうした経験が「対応力」と「粘り強さ」を鍛えてくれました。
気が付けば30年以上が過ぎ、人生の大半をこの仕事とともに歩んでいたのです。
病気との出会いと人生の転換
ところが40代後半に差し掛かった頃、思いもよらない大病に襲われました。脊柱菅狭窄症です。
5回も手術を受け、仕事もこれまでのようには続けられなくなりました。長年築き上げてきた“働く日常”が突然失われ、心にも大きな穴があきました。
ですが、この経験が私に新しい気づきを与えてくれました。
「いつまでも続くと思っていた日常は、実は当たり前ではない」ということ。
失ったものを数えるのではなく、いま手元に残された小さな幸せに目を向けること。その大切さを、身をもって知ったのです。
現在の暮らしと楽しみ
今はフルタイムで働くことはできませんが、無理のない範囲で家事を手伝い、ブログを更新し、そして趣味のプラモデルづくりを楽しんでいます。
特にガンダムのプラモデルは、細かいパーツを組み合わせて少しずつ完成させる過程がたまりません。集中している間は、痛みや不安を忘れ、ただ“作る喜び”に没頭できます。
また、散歩や読書、時には妻とのちょっとした外出も、以前よりずっと大切に感じるようになりました。大病を経てからは、「小さな幸せ」を一つずつ噛みしめる生活が自分に合っているのだと思います。
私のモットー
「小さな幸せに気づき、感謝する」
病気を経験したからこそ、この言葉が心に深く響くようになりました。
かつては“結果”や“成功”にばかり目を向けていましたが、今では日常のなかにあるささやかな瞬間こそが人生を豊かにすると感じています。
私にとっての成功とは、大きな実績や財産ではなく、毎日の生活の中で「笑顔で過ごせる時間を増やすこと」。この価値観を、ブログを通して共有していきたいと考えています。
読者の皆さまへ
このブログを訪れてくださった方の中には、健康に悩んでいる方、夫婦関係に迷いを抱える方、将来への不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
私も同じように悩み、迷い、立ち止まった一人です。
だからこそ、ここに綴る文章が、あなたにとって少しでも「共感できる」「励まされる」ものになれば、これほど嬉しいことはありません。
どうかこのブログが、あなたにとっての“居場所”のひとつになりますように。
今後ともよろしくお願いいたします。