2019年に組み立てた自作パソコンを、約7年間使い続けてきました。
旧PCの中心にあったのは、Intel Core i9-9900KとRadeon RX 5700 XTです。ブログの記事作成や写真整理だけでなく、PowerDirectorを使った動画編集にも活用してきました。
購入当時としては十分に高性能な構成で、大きな故障もなく、毎日の作業を静かに支えてくれました。しかし、4K動画を扱う機会が増えるにつれ、プレビューや書き出しの待ち時間が少しずつ気になり始めたのです。
そこで2026年3月、約7年ぶりに自作PCを新調。
今回選んだのは、Core Ultra 7 265KとSAPPHIRE PURE Radeon RX 9070を中心にした構成です。性能だけでなく外観にもこだわり、マザーボード、グラフィックボード、CPUクーラー、ケース、ケースファンまで白系で揃えました。
パーツ代の合計は約48万円。
本体の組み立ては約3時間で終わりましたが、Windowsのインストールで思いがけず足が止まりました。必要なソフトの導入や細かな設定まで含めると、以前と同じように使える環境を整えるまで、さらに約1日かかっています。
完成後は、普段の操作が軽くなり、PowerDirectorによる4K動画の編集も快適になりました。約5分の4K動画であれば、編集内容にもよりますが、約1分で書き出せています。
決して安い買い物ではありませんでした。それでも、現在の使い心地には満足しています。
ただし、今もう一度、同じ約48万円の予算で組めるとしたら、私はおそらく違うパーツ構成を選ぶでしょう。
この記事では、新しく組み立てた自作PCの構成や旧PCとの違い、組み立てで困ったこと、PowerDirectorで動画編集をした感想を紹介します。さらに、満足しているのに「今なら違う構成にする」と思う理由も、50代の自作PCユーザーとして正直に綴ります。
記事要点まとめ
・約7年間使用した旧PCから、2026年3月に新しい自作PCへ移行しました
・Core Ultra 7 265KとRadeon RX 9070を中心に、白いパーツで構成しています
・パーツ代は約48万円で、性能だけでなく外観へのこだわりも含まれています
・本体の組み立ては約3時間でしたが、Windowsの導入や設定には約1日かかりました
・PowerDirectorでの4K動画編集が軽くなり、約5分の動画を約1分で書き出せました
・50代の自作では、細かな端子の見づらさやケースの重さにも注意が必要でしょう
・現在の構成には満足していますが、経験を踏まえれば次回は予算配分を変えると思います
2026年に約7年ぶりの自作PCを組んだ

2019年に組んだ旧PCを使い続けてきた
以前のパソコンを組み立てたのは2019年です。
当時選んだCPUはCore i9-9900K、グラフィックボードはSAPPHIREのRadeon RX 5700 XTでした。今振り返っても、自分なりにかなり思い切った構成だったと思います。
ブログの記事作成、インターネット、写真管理、動画編集など、私が普段行う作業には十分な性能がありました。約7年間使い続けられたことを考えると、結果として満足度の高い買い物だったのでしょう。
パソコンの世界では、新しい製品が次々に登場します。最新モデルを見るたびに心が動きますが、普段の作業で困っていなければ、すぐに買い替える必要はありません。
旧PCも、ブログを書いたりインターネットを見たりするだけなら、現在でも十分に使える性能があります。それでも新しいPCを組むことにしたのは、動画編集の快適さを、もう一段上げたかったからでした。
4K動画の編集をもっと快適にしたかった
現在はブログだけでなく、YouTubeに公開する動画も制作しています。使用している動画編集ソフトはPowerDirectorです。
観光地で撮影した4K動画に、不要部分のカットやテロップ、音楽、ナレーションなどを加えています。動画が長くなったり、複数の素材や効果を重ねたりすると、旧PCではプレビューや書き出しの待ち時間が気になることがありました。
もちろん、まったく編集できなかったわけではありません。
ただ、小さな待ち時間が何度も重なると、動画を一本完成させるまでの疲れ方が変わってきます。画面の前で流れが止まるたびに、集中力も少しずつ途切れていくのです。
50代になると、パソコンの前で作業できる時間にも限りがあります。若い頃のように、深夜まで何時間も作業を続けるのは難しい。
だからこそ、待ち時間を少しでも減らし、気持ちよく編集できる環境を整えたいと考えたのです。
50代の今だから趣味にも妥協したくなかった
今回のPCは、必要最低限の構成ではありません。
ブログを書き、インターネットを利用するだけなら、もっと安いパソコンで十分でしょう。動画編集についても、48万円をかけなければできないわけではありません。
それでも今回は、性能だけでなく見た目にもこだわりました。
50代になると、この先、自分の好きなパーツを自由に選び、パソコンを組める機会が何回あるのだろうと考えることがあります。
生活に必要な出費や、老後に向けた準備は大切です。その一方で、まだ元気に動けるうちに、好きなことを楽しむ時間も残しておきたいと思うようになりました。
毎日使うパソコンだからこそ、電源を入れるたびに、ほんの少し気持ちが明るくなる一台を作りたい。
今回は、そんな思いを含めてパーツを選びました。
今回組み立てた自作PCの構成
今回の自作PCには、次のパーツを使用しました。
| パーツ | 製品名 |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 265K |
| マザーボード | MSI MPG Z890 EDGE TI WIFI |
| グラフィックボード | SAPPHIRE PURE Radeon RX 9070 GAMING OC 16GB GDDR6 |
| メモリー | G.SKILL F5-6000J3636F16GX2-RM5RW 32GB |
| SSD | WD_BLACK SN7100 NVMe SSD WDS200T4X0E 2TB |
| CPUクーラー | MSI MAG CORELIQUID I360 WHITE |
| 電源 | GSK850 V2 |
| PCケース | Constellation C8 |
| ケースファン | MR120 ARGB FAN WHITE×10個 |
| HDD | Seagate ST4000DM004 4TB |
| HDD | Seagate ST2000DM005 2TB |
| 電源延長ケーブル | ドスパラセレクト PSUEX2-WHITE |
パーツを購入したのは2026年3月です。
合計金額は、購入時期による細かな価格差を含めて約48万円になりました。

主な用途はブログと4K動画編集
このPCの主な用途は、次のとおりです。
- WordPressでの記事作成
- インターネット検索
- 写真の整理と編集
- PowerDirectorによる4K動画編集
- YouTube動画の書き出し
- 写真や動画データの保存
外観はゲーミングPCに近いのですが、私の場合、ゲームが第一の目的ではありません。最も重視したのは、PowerDirectorを使った4K動画編集でした。
動画を編集しながら、ブラウザで資料を確認したり、画像編集ソフトを開いたりすることもあります。複数の作業を同時に進めても余裕が残るように、全体の構成を考えました。
Core Ultra 7 265Kを選んだ理由
CPUには、Intel Core Ultra 7 265Kを選びました。
今回のPCでは、動画編集だけに性能を振り切るのではなく、ブログや写真整理、普段使いまで含めて、全体的に余裕のある環境を作りたいと考えていました。
最上位モデルを選ぶ方法もあります。ただ、予算はCPUだけでなく、グラフィックボードやマザーボード、冷却設備、ケースにも配分したかったため、Core Ultra 7 265Kを選んでいます。
実際に使用してみると、WordPress、ブラウザ、画像編集ソフト、PowerDirectorなどの起動や切り替えは快適です。
以前のCore i9-9900Kも、決して遅いCPUではありませんでした。それでも新しいPCでは、複数の作業を並行していても、動作に余裕が残っているように感じます。
ベンチマークの数字よりも、操作したときの反応が速いこと。それが普段使いの中では、最も分かりやすい変化でした。

SAPPHIRE PURE Radeon RX 9070を選んだ理由
グラフィックボードには、SAPPHIRE PURE Radeon RX 9070 GAMING OC 16GBを選びました。
この製品を選んだ大きな理由のひとつが、白いデザインです。
今回のPCは、ケース内部を白系で統一すると最初から決めていました。そのため、性能だけでなく、ケースへ取り付けたときの見え方も大切でした。
SAPPHIRE PURE Radeon RX 9070は、白い外観と16GBのGDDR6メモリーを備えています。AMD RDNA 4アーキテクチャを採用したモデルとして案内されている製品です。
旧PCでもSAPPHIRE製のRadeon RX 5700 XTを使用していたため、今回も同じメーカーのRadeonを選ぶことに、大きな抵抗はありませんでした。
NVIDIA製のグラフィックボードも候補に入りましたが、最終的には次の点からRX 9070を選んでいます。
- 白いPCに合わせやすいデザイン
- 16GBのビデオメモリー
- 旧PCでもRadeonを使用していた安心感
- 性能と購入価格のバランス
- 今回作りたいPCのイメージに合っていたこと
専門的な性能比較だけで決めたわけではありません。性能、価格、見た目、過去の使用経験を合わせて考え、自分の中で納得できるものを選びました。

9070 XTではなくRX 9070にした
上位モデルであるRX 9070 XTも、気になる存在でした。
ただし、グラフィックボードだけに予算を使いすぎると、ほかのパーツで妥協する必要が出てきます。
今回は、ゲーム性能だけを追い求めるPCではありません。ブログや動画編集を含めた総合的な作業環境として考え、RX 9070を選びました。
実際にPowerDirectorを使用している範囲では、現在の性能に大きな不満はありません。
白い自作PCにするために選んだパーツ
MPG Z890 EDGE TI WIFI
マザーボードには、MSI MPG Z890 EDGE TI WIFIを選びました。
Core Ultra 7 265Kに対応していることに加え、白とシルバーを基調にしたデザインが、今回のPCに合っていると感じたからです。
シルバーやホワイト系のヒートシンクとPCBが使われており、白いPCを組みたい人にとって、ケース内部の印象を揃えやすい製品でしょう。
黒いマザーボードでも、性能面に問題があるわけではありません。
ただ、ガラス面からケース内部が見える構成では、マザーボードの色が全体の雰囲気を大きく左右します。
今回は外観にも妥協しないと決めていたため、ホワイト系のMPG Z890 EDGE TI WIFIを選びました。


MAG CORELIQUID I360 WHITE
CPUクーラーには、MSI MAG CORELIQUID I360 WHITEを使用しました。
360mmラジエーターを備えた、簡易水冷CPUクーラーです。
旧PCでは240mmタイプのCooler Master ML240Lを使用していましたが、今回はケース内部に余裕があるため、360mmタイプを選びました。
白いチューブやラジエーター、ファンが使われていることで、ケース内部にも統一感を出しやすくなります。
冷却性能だけを考えれば、ほかにも選択肢はあります。今回は冷却、外観、マザーボードとの統一感を考え、MSI製品を選びました。

Constellation C8
ケースにはConstellation C8を選びました。
マザーボード、グラフィックボード、360mm簡易水冷、複数のケースファンを取り付けるため、内部に余裕のあるケースが必要でした。
せっかく白いパーツを揃えるのであれば、完成後にケース内部がしっかり見えることも大切です。
Constellation C8は内部を広く使いやすく、大型のグラフィックボードや多数のファンを配置できる点が、今回の構成に合っていました。
ただし、ケースが大きくなれば、完成後の重量も増えます。
すべてのパーツを取り付けた後はかなり重くなり、50代の私にとって、気軽に持ち上げられる重さではありませんでした。
設置場所を先に決めてから組み立てるか、完成後に動かすときは無理をせず、家族などに手伝ってもらった方が安全でしょう。

ケースファンを10個取り付けた
今回のPCには、MR120 ARGB FAN WHITEを10個取り付けました。
冷却のためでもありますが、正直に言えば、外観へのこだわりもかなり大きかったのです。
ガラス面からケース内部を見たとき、複数の白いファンが同じように光ると、全体にまとまりが生まれます。夜の部屋で淡い光が回っている様子にも、自作ならではの楽しさがありました。
一方で、ファンが10個になると配線は大変です。
ファン用の電源ケーブルとARGB用のケーブルが増え、ケースの裏側には多くの配線が集まります。取り付けそのものより、どこへ通し、どうまとめるかに時間を使いました。
(画像はCPUクーラー取付前)

ファン10個は本当に必要だったのか
冷却だけを目的に考えれば、10個すべてが必要だったとは言い切れません。もっと少ないファンでも、このPCは十分に動かせたと思います。
今回は冷却性能だけでなく、ケース内部の見た目も含めて10個にしました。
コストパフォーマンスを重視する人へ、そのまま勧められる構成ではありません。白いケース内部を整えて見せたい人や、ARGBの光り方にもこだわりたい人に向く選択でしょう。
ファン設定はマザーボードに任せている
ファンの回転数は、細かな手動設定を行わず、基本的にマザーボード側の制御へ任せています。
私はファンカーブを細かく調整し、数度単位で温度を追い込むような使い方はしていません。普段使っていて温度や動作音に大きな問題がなければ、そのまま使用する考えです。
今後、夏場の室温が高い時期に温度や音が気になるようであれば、そのときに設定を見直すかもしれません。
メモリーはDDR5-6000の32GB
メモリーには、G.SKILL F5-6000J3636F16GX2-RM5RWを使用しました。
16GBのメモリーが2枚入った、合計32GBの構成です。旧PCは16GBだったため、容量は2倍になりました。
WordPressの記事作成だけであれば、32GBは必要ないと思います。ただ、私はブラウザで多くのタブを開きながら、画像編集ソフトやPowerDirectorを同時に使うことがあります。
複数の作業を同時に行う使い方では、32GBにしたことで容量に余裕が生まれました。
編集する動画の長さや内容によっては、さらに多くのメモリーが必要になることもあるでしょう。現在の私の使い方では、32GBで大きな不足は感じていません。

SSDは256GBから2TBへ
メインストレージには、WD_BLACK SN7100 NVMe SSDの2TBモデルを選びました。
旧PCのSSDは256GBでした。
当時は256GBでも使えましたが、Windowsや各種ソフト、キャッシュデータなどを入れていくと、空き容量を気にする場面が増えていきました。
今回は2TBにしたことで、容量にかなり余裕があります。WindowsやPowerDirectorなどのソフトに加え、編集中の動画データを一時的にSSDへ置くこともできます。
ストレージの残量を頻繁に確認しなくてよくなったことも、数字以上に快適さを感じる部分でした。
(SSD購入の翌日、価格が倍近く高騰しました。現在は少し落ち着いているようです。)
4TBと2TBのHDDも搭載
SSDとは別に、Seagate製の4TB HDDと2TB HDDも搭載しています。
現在は、おおむね次のように使い分けています。
- SSD:Windows、ソフト、作業中のデータ
- 4TB HDD:動画素材や容量の大きなデータ
- 2TB HDD:写真、過去データ、保存用データ
動画は一本ずつの容量が大きく、撮影回数が増えるほど保存領域を使います。
すべてを高速なSSDへ保存する方法もありますが、費用とのバランスを考え、保存用には既存のHDDも活用することにしました。ただし、HDDは永久に使えるものではありません。
大切な写真や動画は、1台のHDDだけに保存せず、別のドライブや外部ストレージにも複製しておく必要があるでしょう。
今回のPCを組んだことで、データをどこへ、どのように残していくのかも、改めて見直したいと思うようになりました。
(予算が足りなかったのでHDDは2台共、以前のPCから引継ぎです)
2019年の旧PCと2026年の新PCを比較
旧PCと新PCの主な構成を比較すると、次のようになります。
| パーツ | 2019年の旧PC | 2026年の新PC |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i9-9900K | Intel Core Ultra 7 265K |
| マザーボード | GIGABYTE Z390 AORUS ELITE | MSI MPG Z890 EDGE TI WIFI |
| GPU | SAPPHIRE Radeon RX 5700 XT | SAPPHIRE PURE Radeon RX 9070 |
| メモリー | DDR4 16GB | DDR5 32GB |
| SSD | Intel SSD 256GB | WD_BLACK SN7100 2TB |
| CPUクーラー | Cooler Master ML240L | MSI MAG CORELIQUID I360 WHITE |
| 電源 | Cooler Master V750 GOLD | GSK850 V2 |
| ケース | Corsair Crystal 680X RGB | Constellation C8 |
| 制作時期 | 2019年 | 2026年3月 |
旧PCも十分に使えた
これだけ構成が変わると、旧PCがまったく使えないように見えるかもしれません。
しかし実際には、旧PCもブログ作成やインターネットには十分な性能があります。Core i9-9900KとRadeon RX 5700 XTの組み合わせで、PowerDirectorによる動画編集も続けてきました。
そのため、今回の買い替えは、旧PCが壊れて何もできなくなったからではありません。
4K動画編集をもう少し快適にしたい気持ちと、久しぶりに新しい自作PCを組みたい気持ち。その二つが重なった結果でした。ちなみにHDDは2台共2023年に交換しています。
最も体感できたのは全体の反応速度
新PCへ移行して最も分かりやすかったのは、ソフトの起動や画面の切り替えなど、日常的な動作の速さです。
何かひとつの作業だけが劇的に変わったというより、細かな待ち時間が全体的に減りました。
- Windowsの起動
- ブラウザの起動
- PowerDirectorの起動
- 動画素材の読み込み
- 複数ソフトの切り替え
- 動画の書き出し
一つひとつの差は数秒かもしれません。それでも毎日使うと、その数秒が作業全体の軽さにつながります。
「サクサク動くので気持ちがいい」というのが、現在の一番正直な感想です。
本体の組み立ては約3時間
PC本体の組み立てにかかった時間は、約3時間でした。
以前にも自作PCを組んだ経験があるため、CPU、メモリー、SSD、マザーボードなどの基本的な取り付けは、大きく迷わず進められました。
ただし、急いで作業したわけではありません。
パーツの向きや差し込み位置を確認し、途中で写真を撮りながら、少しずつ進めています。


配線には時間がかかった
今回の構成で特に手間がかかったのは、ケースファンとARGBの配線です。ファンが10個あるため、当然ながらケーブルの本数も増えます。
表から見える部分をきれいにしても、裏側へケーブルを押し込んだだけでは、パネルが閉まりにくくなります。
電源ケーブル、ファンケーブル、ARGBケーブル、ストレージ用ケーブルを分け、なるべく重ならないように整理しました。
白い電源延長ケーブルを使用したことで、ケース表側には統一感を出せました。その一方で、裏配線の難しさは少し増えたように思います。
ソフトのインストールと設定に約1日
PC本体の組み立ては約3時間でしたが、すぐに以前と同じ環境で作業できたわけではありません。
Windowsをインストールし、必要なドライバーやソフトを入れ、各種設定を行う必要があります。
私の場合、ソフトの導入やデータ移行まで含めて約1日かかりました。
主な作業は次のとおりです。
- Windowsのインストール
- マザーボード関連ドライバーの導入
- グラフィックドライバーの導入
- Windows Update
- PowerDirectorなどソフトのインストール(その他、沢山あり)
- ブラウザの設定
- 各種アカウントへのログイン
- 旧PCからのデータ移動
- 保存先の確認
- 周辺機器の動作確認
パソコンは、本体が完成した時点ではまだ半分なのかもしれません。
普段使っているソフトやデータを移し、以前と同じように作業できる状態になって、ようやく完成したと感じました。
Windowsのインストールでつまずいた
今回の自作で最も困ったのは、パーツの取り付けではなく、OSのインストールでした。本体を組み終えて電源を入れると、BIOS画面までは無事に表示されました。
ここまで来れば、あとはWindowsをインストールするだけだと思っていました。しかし、実際には思うように作業が進まなかったのです。
組み立てが成功してもOSが入るとは限らない
BIOS画面が表示された時点で、CPU、メモリー、グラフィックボードなど、主要なパーツは動いていると考えられます。
しかし、OSをインストールするためには、さらにいくつかの項目を確認しなければなりません。
- SSDがBIOSで認識されているか
- WindowsのインストールUSBを認識しているか
- 起動順序が正しいか
- インストールメディアが正常に作成されているか
- USBを接続する場所に問題がないか
自作PCでは、原因になりそうな項目を、一つずつ切り分ける必要があります。
焦って設定を何度も変更すると、どこを変えたのか分からなくなります。スマートフォンでBIOS画面を撮影し、変更前の状態を記録しながら進めると、少し安心できるでしょう。
組み立てより初期設定で疲れた
本体を組み立てている間は、パーツが少しずつ形になっていくため、楽しく作業できます。
一方、OSのインストールで止まると、見た目には何も進みません。
パソコンは完成しているのに使えない状態が続くため、精神的にはこちらの方が疲れました。
それでも、原因になりそうな部分を一つずつ確認し、Windowsのインストール画面が表示されたときは、肩の力が抜けるような安心がありました。
今回の経験から、自作PCを組む場合は、パーツだけでなく、OSインストール用USBの状態も事前に確認した方がよいと感じています。
Windowsの起動時間は約20秒
完成後のWindows起動時間は、おおよそ20秒です。
厳密な計測機器を使った数字ではありません。電源を入れてから、普段の作業を始められるまでの体感的な時間です。起動時間だけを見れば、驚くほど一瞬というわけではありません。
それでも旧PCと比べると、電源を入れてから作業を始めるまでの流れが軽くなりました。
Windowsが起動した後のソフトの立ち上がりも速く、ブラウザやPowerDirectorを開くときの待ち時間も短くなっています。
パソコンはほぼ毎日使うものです。こうした小さな差が積み重なり、使い心地の違いになって表れるのでしょう。
PowerDirectorによる4K動画編集が快適になった
今回のPCで最も期待していたのが、PowerDirectorを使った4K動画編集です。
新PCでは、動画素材の読み込み、タイムライン上での操作、プレビュー、書き出しまで、全体的に軽くなったと感じています。
約5分の4K動画を約1分で書き出せた
実際に約5分の4K動画を書き出したところ、おおよそ1分で完了しました。
動画の書き出し時間は、次の条件によって変わります。
- 動画の解像度
- フレームレート
- 出力形式
- ビットレート
- テロップの量
- エフェクトの数
- 色補正の内容
- ハードウェア支援の設定
- PowerDirectorのバージョン
そのため、すべての5分動画が、必ず1分で書き出せるわけではありません。
今回の数字は、私が普段制作している動画を使用したときの一例です。
それでも、5分の動画を約1分で書き出せると、完成後の確認や修正がしやすくなります。
修正するたびに長い書き出し時間が必要になると、もう一度出力することをためらってしまいます。待ち時間が短くなったことで、小さな違和感にも手を入れやすくなりました。
プレビュー操作も軽くなった
動画編集では、最終的な書き出し時間だけでなく、編集中の操作感も大切です。
カット位置を調整したり、テロップを動かしたり、映像を確認したりするたびに画面が止まると、作業のリズムが崩れてしまいます。
新PCでは、タイムライン上での移動やプレビューが軽くなり、編集そのものに集中しやすくなりました。
待ち時間が減っただけではありません。作業中に感じていた小さな引っ掛かりが少なくなったことも、大きな変化でした。
CPUとGPUの温度はおおむね40度前後
普段使用している状態では、CPUとGPUの温度は、確認した範囲でおおむね40度前後です。
ただし、これは専門的な測定環境で取得した数字ではありません。
室温、使用するソフト、作業内容、ファン回転数などによって温度は変わります。アイドル状態と動画書き出し中でも、条件は同じではありません。
現在は、ブログ作業や比較的軽い動画編集を行っている範囲で、温度に大きな不安は感じていません。
360mm簡易水冷と10個のケースファンを使用しているため、冷却にはある程度の余裕があるように感じています。
温度を追い込みすぎない
自作PCの記事を見ると、CPUやGPUの温度を細かく計測し、ファン回転数を調整している人もいます。
そうした調整も、自作PCの楽しみ方のひとつでしょう。
ただ、私はパソコンを調整し続けることよりも、完成後にブログや動画編集へ使うことを重視しています。
現在の温度と動作音に問題がなければ、設定を頻繁に変更せず、そのまま使う予定です。
ファン10個でも動作音は気になるのか
ファンが10個あると、かなりうるさいのではないかと思う人もいるでしょう。
実際には、通常のブログ作業やインターネット利用では、私が気になるほど大きな音は出ていません。
動画の書き出しなどで負荷が高くなれば、ファンの回る音は聞こえます。
ただし、音の感じ方は、パソコンの設置場所、机からの距離、部屋の静かさによって変わるものです。
現在はファン回転数をマザーボードへ任せています。今後、音が気になるようであれば、温度とのバランスを見ながらファンカーブを調整したいと思います。
ファンの数を増やせば、必ず静かになるわけでも、必ず冷えるわけでもありません。
吸気と排気の向き、ラジエーターの配置、ケース内部の空気の流れまで含めて考えることが大切なのでしょう。
約48万円の自作PCは高すぎたのか
今回のパーツ代は、合計で約48万円でした。
一般的なパソコンとして考えれば、決して安い金額ではありません。
ブログを書き、インターネットを利用するだけなら、ここまでの性能は必要ないでしょう。もっと安い構成でも、十分に快適なパソコンを作れます。
動画編集には性能の余裕を感じる
一方、PowerDirectorで4K動画を編集すると、新しいPCの性能を実感できます。
書き出しが速くなり、編集中の操作も軽くなりました。
動画編集の時間が短くなれば、その分を撮影、記事執筆、ナレーション作成など、別の作業へ使えます。
パソコンの価格だけを見ると高く感じます。それでも、毎日の作業時間を少しずつ短くできる道具として考えれば、単純に高いか安いかだけでは判断できないのかもしれません。
見た目にかけた費用も含まれている
約48万円のすべてが、純粋な処理性能のために使われたわけではありません。
白いマザーボード、白いグラフィックボード、白いCPUクーラー、白いケースファン、電源延長ケーブルなど、外観を統一するために選んだパーツもあります。
コストパフォーマンスだけを追求するなら、違う選び方ができたでしょう。
しかし今回は、毎日見て、毎日使うパソコンです。
処理性能だけでなく、完成した姿を見たときの満足感も、自分にとっては大切な価値でした。
1か月ほど使って感じた満足点
完成後、実際に使って感じた一番の満足点は、やはり動作の軽さです。
操作がサクサクで気持ちがいい
ブラウザを開く、PowerDirectorを起動する、動画素材を読み込む、別のソフトへ切り替える。
こうした普段の操作が、引っ掛かりなく進みます。
一つひとつは小さな違いですが、毎日パソコンを使う私にとっては、大きな変化でした。
操作のたびに待たされる時間が減ったことで、作業のリズムを保ちやすくなっています。
4K動画の書き出しが速い
約5分の4K動画を約1分で書き出せたことにも満足しています。
書き出し中に長く待たされないため、動画を確認し、必要があれば修正して、もう一度出力する作業が楽になりました。
外観を見る楽しさがある
白いケース内部に、白いマザーボード、グラフィックボード、CPUクーラー、ファンが並んでいます。
性能には直接関係しません。それでも、自分で選んだパーツが一つの形になっている様子を見ると、組んでよかったと感じます。
既製品のパソコンを購入する方法もありますが、自作PCには、自分で選び、自分で組み上げたからこその満足感が残ります。


今なら間違いなく違うパーツ構成で組む
現在のPCには満足しています。
動作は速く、動画編集も快適です。白い外観も気に入っています。
それでも、今もう一度、同じ約48万円の予算で組んでよいと言われたら、私はおそらく違うパーツ構成を選ぶでしょう。
今回の構成が失敗だったわけではない
違うパーツを選ぶといっても、今回の構成を後悔しているわけではありません。
自作PCには、実際に組み、使ってみなければ分からないことがあります。
ケースファンを10個取り付けたからこそ、配線の大変さが分かりました。
高性能なマザーボードを選んだからこそ、自分が実際に使う機能と、使わない機能も見えてきました。
2TBのSSDと2台のHDDを搭載したことで、これからデータをどのように保存するべきかも、以前より深く考えるようになりました。
次に組むときは、今回の経験をもとに、予算の配分を変えると思います。
ケースファンを減らすかもしれない
次に同じようなPCを組むなら、ケースファンは10個より少なくするかもしれません。
10個並んだ外観には満足していますが、購入費用と配線の手間は確実に増えました。
冷却と見た目のバランスを考え、必要な場所へ必要な数だけ取り付ける構成も試してみたいと思います。
マザーボードの価格を抑えるかもしれない
今回のMPG Z890 EDGE TI WIFIには、デザインを含めて満足しています。
ただし、搭載されている機能を、すべて使い切っているわけではありません。
次回は、自分が実際に必要とする端子、拡張性、M.2スロット数などを整理し、もう少し価格を抑えたマザーボードを選ぶ可能性があります。
抑えた分の予算を、SSDやグラフィックボード、静音性などへ回す方法もあるでしょう。
CPUとGPUの組み合わせも変えてみたい
自作PCの面白さは、正解が一つではないことです。
同じ約48万円でも、ゲーム性能を重視する構成、動画編集を重視する構成、静音性を重視する構成、コンパクトさを重視する構成など、まったく違う一台を作れます。
今回は、白い外観と総合的な性能を重視しました。
次に組むなら、光らない静音PCや、より動画編集に特化したPCなど、今回とは違う方向を試してみたい気持ちがあります。
同じ構成を繰り返すより違う一台を作りたい
今回のPCに大きな不満がなくても、まったく同じ構成をもう一度作りたいとは思いません。
自作PCは、完成品を手に入れることだけでなく、どのパーツを選ぶか考える時間も楽しみの一つです。
別のパーツを組み合わせれば、そこには違う個性を持ったPCが生まれます。
「今なら違う構成で組む」というのは、今回のPCが失敗だったからではありません。
今回選び、組み立て、使ってみたことで、次に作ってみたい一台が見えてきたという意味です。
50代が久しぶりに自作PCを組んで感じたこと
細かな作業は以前より大変になった
自作PCの基本的な組み立て方法は、以前と大きく変わっていません。しかし、50代になった自分の側には、いくつかの変化がありました。
マザーボード上の小さな文字や端子が、以前より見づらくなっています。細いケーブルを差し込む作業では、明るい照明が必要でした。
説明書を見ながら作業するときも、文字が小さいと感じます。
スマートフォンで説明書を拡大したり、端子の周辺を撮影して位置を確認したりしながら進めました。
ケースとグラフィックボードが重い
大型ケースに電源、グラフィックボード、簡易水冷、10個のファンなどを取り付けると、完成後はかなり重くなります。若い頃と同じ感覚で持ち上げようとすれば、腰や肩を痛めるかもしれません。
重いケースを動かすときは、無理をしないことが大切です。
設置場所の近くで組み立てる、途中で向きを変える回数を減らす、必要なら家族に手伝ってもらうなど、体への負担を減らす工夫が必要でしょう。
長時間の中腰はつらい
床にケースを置き、中腰で作業を続けると、体に負担がかかります。できるだけ広い机を用意し、座った状態でも作業できる高さにした方が楽でした。
組み立てに夢中になると、数時間続けてしまうことがあります。
しかし、疲れてくると、端子の差し間違いやネジの締め忘れも起こりやすくなります。
途中で休憩し、一日ですべて終わらせようとしないことも、50代の自作PCでは大切なのだと感じました。
50代が自作PCを組むときに注意したいこと
今回の経験から、50代が久しぶりに自作PCを組む場合は、次の点を意識するとよいと思います。
パーツの対応を事前に確認する
CPUとマザーボードの対応、メモリー規格、CPUクーラーの取り付け規格、ケースに収まるグラフィックボードの長さなどを確認します。
高価なパーツ同士であっても、必ず組み合わせられるとは限りません。
購入前に、メーカーの製品ページやマニュアルへ目を通しておくことが大切です。
OSインストール用USBを先に準備する
PCが完成してからインストールメディアに問題が見つかると、別のパソコンを使って作り直す必要があります。
組み立てを始める前に、OSインストール用USBが正常に作成されているか確認しておくと安心です。
作業途中の写真を撮る
配線を外す前や、設定を変更する前に写真を撮っておくと、元の状態を確認できます。
記事を書く場合にも、組み立て途中の写真は役立ちます。
完成後は見えなくなる場所も多いため、各工程で少しずつ撮影しておくとよいでしょう。
明るい照明を用意する
マザーボード上の端子や小さな文字を確認するには、十分な明るさが必要です。
部屋の照明だけで見づらい場合は、デスクライトや小型ライトを使うと、作業しやすくなります。
疲れたら中断する
自作PCは、急いで完成させる必要はありません。
疲れた状態で無理に続けるより、一度休み、翌日に再開した方が安全でしょう。
今回、PC本体は約3時間で組み上がりましたが、ソフトの導入まで含めれば約1日かかっています。
最初から余裕のある予定を立てておいた方が、焦らず進められるのです。
この自作PC構成が向いている人
今回の構成は、次のような人に向いていると思います。
- ブログと動画編集を一台で行いたい人
- 4K動画を快適に扱いたい人
- Radeon RX 9070を使いたい人
- 白い自作PCを組みたい人
- ケース内部の見た目にもこだわりたい人
- 数年間使える性能の余裕が欲しい人
- 自作PCそのものを趣味として楽しみたい人
特に、処理性能だけでなく、パーツを選び、組み立て、完成した姿を見るところまで楽しめる人には、満足度の高い構成になるでしょう。
この構成をおすすめしにくい人
反対に、次のような人には、そのままおすすめしにくい構成です。
- ブログとインターネットが中心の人
- できるだけ予算を抑えたい人
- ケース内部の見た目を重視しない人
- ARGBファンの配線を避けたい人
- 小型で軽いパソコンが欲しい人
- 自作後の設定やトラブル対応を避けたい人
ブログを書くことが中心であれば、もっと安いCPUやグラフィックボードでも十分です。
約48万円という金額の中には、処理性能だけでなく、白いパーツや10個のARGBファンなど、外観へのこだわりも含まれています。
誰にとっても必要な構成ではありません。
よくある質問
約48万円かける必要はありますか?
ブログやインターネットだけであれば、約48万円をかける必要はありません。
私の場合は、4K動画編集の快適さに加え、白い外観やパーツ選びを含めて、自作そのものを楽しむことを重視しました。コストパフォーマンスを優先すれば、もっと安い構成にできるでしょう。
メモリー32GBで動画編集は足りますか?
私がPowerDirectorで行っている4K動画編集では、現在のところ大きな不足を感じていません。ただし、長時間の動画、多数のエフェクト、複数ソフトの同時使用など、編集内容によって必要な容量は変わります。
ケースファンは10個必要ですか?
必ずしも10個必要ではありません。今回は冷却だけでなく、白いケース内部の見た目も考えて10個取り付けました。
費用や配線の手間を抑えたい場合は、必要な位置へ少ない数を取り付ける方法もあります。
50代でも自作PCを組めますか?
基本的な手順を確認し、焦らず作業すれば、50代でも自作PCを楽しめると思います。
ただし、小さな文字の見づらさ、重いケースの移動、長時間作業による疲れには注意が必要です。明るく広い作業場所を用意し、無理に一日で完成させないことが大切でしょう。
組み立てにはどのくらい時間がかかりましたか?
PC本体の組み立ては約3時間でした。ただし、Windowsのインストールでつまずき、ソフトの導入や設定まで含めると、さらに約1日かかっています。
初めて組む人や、配線を丁寧に整えたい人は、もう少し余裕を見ておいた方がよいと思います。
まとめ|48万円かかったが組んでよかった
2026年3月、約7年ぶりに新しい自作PCを組み立てました。
中心となるパーツは、Core Ultra 7 265KとSAPPHIRE PURE Radeon RX 9070です。
マザーボード、CPUクーラー、ケース、ファン、電源延長ケーブルなども白系で揃え、外観にもこだわりました。
パーツ代は合計で約48万円。
PC本体は約3時間で組み上がりましたが、Windowsのインストールでつまずいています。ソフトのインストールやデータ移行まで含めると、作業環境が整うまで約1日かかりました。
完成後は、Windowsが約20秒で起動し、普段の操作も軽く動いています。PowerDirectorによる4K動画編集も快適になり、約5分の動画を約1分で書き出せました。
ブログだけに使うのであれば、明らかに高性能です。
ケースファン10個を含め、外観のために使った費用も少なくありません。それでも、毎日使うパソコンが速くなり、自分が気に入った姿に仕上がったことで、組んでよかったと感じています。
今もう一度、同じ約48万円で組めるなら、私はおそらく違うパーツを選ぶでしょう。
しかし、それは今回の選択を後悔しているからではありません。
実際に選び、組み立て、使ったことで、次に試してみたい構成が見えてきたからです。
自作PCには、完成した一台を使う楽しさだけでなく、その先にある次の一台を考える楽しさもあります。
50代になると、小さな端子が見づらくなり、重いケースを動かすこともつらくなります。それでも、自分で選んだパーツが無事に動いたときの達成感は、若い頃と大きく変わりません。
約7年ぶりの自作PCに挑戦したことで、年齢を重ねた今だからこそ味わえる楽しさもあるのだと感じています。
「完成という光の中にも、次に選ばなかった道の影は、静かに残るものだ。」
ハマーン・カーンなら、こういうかもしれません・・・
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
